どうケーキ１ホールを食べようか？
マリアへ
あゝ、小説を書かなければなあ。そろそろあの世の家の準備もしなければ…。お金の話で晩節を穢してはいけない。もう会うことをしなければ良いのです。そう思っております。もう、マリさんは、私のパートナーという仕事にはつかない心算なのであろう。っていうか、初めてのことだから、ここまで大きく失敗するのであろうか？
帰ったら、三川家の人に怒られるであろうなぁ。私は嫁さえもらって、大人しく暮らせば、それで良いのだ、ですって…。世界中の多くの親族の中で、アーリアでない唯一の日本の血族者たちは、相変わらずだった。もう、お暇(いとま)させて欲しいなぁ。釈迦の結んだ縁だが、…。釈迦自身が困った家だと言う。結局は、アーリアでない聖母？も、勘違いだらけ…。また、この人たちだけ、置いてけぼりかぁ。自分の凡夫ぶりを、人の所為にする。
私ははなからアーリアだった、古女房で充分楽しいから…。結局、触れたこともない、女性たちに慰謝料を払う羽目になったのか？…釈迦は手広く、悪さをして歩いたらしい。釈迦の尻拭いが、この世の私の人生だったみたい。全部、私に来るのだよねぇ。
今日は、暫らく考え事をしようか？
この血族と、渡邉家にだけ、仏として見守ろうかな。いや、アーリアになる人生って、悪くはないよ、とだけ、言葉を残しておこう。
転生する自分を、いつまで経っても止められないでいて、しかもその凡夫ぶりを嘆いているという、私の亡父。その一族たち。とにかく、自分の凡夫ぶりを、他人の所為にするのだけは止めて欲しい。私の祖父母の世代は、尋常小学校も卒業していないのが、当たり前の世代だから…。その視界からの、自分の凡夫、他人の所為であろうが…。そのあり得る話に、その子供の世代が、そのまま乗っかっているのだよね。自分は高等教育を受けていたであろうに…。
暫らく、アーリアにはなれませんという、今の血族を、何とかあの世から見守って暮らそうか？ 兎に角この血族の、私の家はアーリアですという話の根拠になったという、ユダヤコロニーを拿捕して、臨検しなければ…。
然別湖奥の我が家かぁ。どうも私はまた、鬱が出始めかな？
帰れば遺伝子からの治療だからなあ。
バスQを食べてみたいという気はモリモリあるのだが、１ホールをそのまま食べるというのは、大変そうだな。母も食べられれば、家族が一緒で喜んで食べられるのに…。母の超偏食は、家族を不幸にしているよね。
マリアは、この血族の言っていることが、分かりますか？
百歳になる前には、そちらに帰ります。
またね。
